皆さんは、上を向いて空を見上げること、ありますか?
私はほぼ毎日、それも朝晩、空を見上げてしまいます。
朝、通勤のために家の玄関を出たとき、通勤途中に開けた場所に差し掛かったとき、
バス停でバスを待っているとき、駅から通りに出たとき、バスから降りたときなど、
頻繁に上を向いては空を眺めるのが習慣になっています。
朝であれば、同じ通勤時間帯でも、季節によって真っ赤な朝焼けが見えたり、
満月を過ぎて細くなりつつある白い残月が青空にポツンと見えたり。
夕暮れ時も、日没後すでに沈んだはずの夕日に赤く照らされる雲が見えたり、一番星が光っていたり。
先日は朝から大きな虹が見られたりしました。
夜明けが遅い冬でも、先日は明けの明星金星と木星が隣り合って輝いているのが見えました。
ちょっとしたことだけど、そんなのを見つけられると、
それだけで一日がちょっと楽しい気分になったり、疲れていた気持ちがやわらいだり上向いたりします。
私がこんなふうに頻繁に空を眺めてしまうのは、子供の頃から星を見る趣味だからですが、
会社帰りに星が見えるだけでもうれしくなってしまい、つい星座や惑星を探してしまいます。
晩秋、終電での帰宅途中なんかに、東の空に冬の星座のオリオン座が昇ってきてるのを見つけられたりすると、
こっそり自分だけ季節を先取りして得したような気分になれて、
しばらく足を止めて星空に見入ってしまうことも何度もありました。
昨年9月6日未明に発生した北海道の地震では、北海道中の停電で我が家の周辺も停電で真っ暗になりました。
家族の無事確認と懐中電灯の確保をしたあと外の様子を見に玄関を出ると、街灯も消えて真っ暗でした。
そしていつものように上を見上げると、そこには満天の星空が見えました。もちろん街の中心部です。
前日に通過した台風のせいもあってか、夜明けが近いのに、透明度の高い星空と天の川まで見せてくれました。
思わず家から一眼カメラを持ち出して撮影してしまったのが、下の写真です。
普段は街の灯りに消されてしまっている星たちも、実はちゃんとこうして光っているんですね。
日々時間に追われてつい下を向いて歩いてしまいそうになりますが、みなさんも時には足をとめて、
空を見上げてみませんか?
Written by 西村
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