社員ブログ

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懸想文(けそうぶみ)(1)

「眠れない夜には」


誰しも(それがマネージャーとか経営者なら尚更)眠れない日というのはあろうかと、
そんな時にベッド中で黙っていても眠れることは稀。
あれやこれや考えながら無理してベッドに居るよりは一層、起きちゃいましょう。

だいたい、起きることによって本当に眠くないのか眠いのにもやもやしているのかが分るもの。
そしたら、その後の対処方法は状況によって二通り。

まず、ちょっとでも眠気を感じていたらトイレに行くかシャワーを浴びて再度ベッドへ。
シャワーは目が覚めると感じる人も居るかもですが、経験上は意外に効果的。
再度寝るためのルーティンを最初から繰り返すことになり
(頭が勝手にそう理解し、「さぁて、そろそろ眠いから眠るか」と仕切り直しなる)、
少なくとも黙ってベッド中に居たときよりも眠り易くなっている自分に気づき、
そのまま眠れることも多いものです。

次に、ほとんど眠気を感じなければ、もう眠ろうとはしないこと。
それより眠くない時間を有意義に使いましょう。一番のオススメは読書。
TVやネットを泳ぐと、時間の経過と共に後悔の海を泳ぐことになるので注意が必要。
結局無駄に過ごした時間を振返ることに。
といっても、ベッドの中での読書はあまりオススメできない。
眠くなるけど、起きた意味を失う場合も多い。
また、読む本にも気づかい(当然、丁寧に扱うとかではなく)が必要。
今、読みたい本や暇つぶしの漫画はダメ。
それに小説とかもオススメできない。
没頭し過ぎたり、逆に気楽に読めたりすると、眠気そのものを失ったり、
悩んでいることを置き換えることができなかったりする。

脳の中で大事なことは、悩んでいることを違うものに置き換えること。
虫に刺されて痒いときに刺されたところを温めると痒さが熱さに変わって、
それほど違和感がなくなるようなもの。
(火傷しない程度の熱めのお湯で虫に刺された部分を温めると痒さがなくなり、温かいなという感覚に変わる)
そんなことをできる本を読むこと。
もうちょっと具体的にいうと
「ためになるけど、なかなか読む気にならない本」
「仕事のためにも読まなければならないけど、進んでは読めない本」
そういった本を1時間程度(人によって時間は変わる)読むと、悩んでいたものが変な満足感に変わる。
ちょっと賢くなったみたいな満足感に。割と脳って単純かも。
それからベッドに行けばちょっとした満足感と共に眠気が。
それに、そう考えると眠れない日がちょっと待ち遠しくもなってきます。

ぜひ、「眠れない夜には」お試しを。

くれぐれも寝ながら、眠れない原因の答え探しはしないように。
(そもそも寝ながら探す答えで解決できるようなものなら眠れなくはならない)

Written by K

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