社員ブログ

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模範的ではない就活を終えて

新生活、新社会人など、新しいことを始めるのには勇気がいります。
なぜ勇気がいるかというと、その一つには新生活の前の旧生活があって、
新社会人の前の大学生やら何やらの状態があるからだと思います。
新しいことをするには、今の状態を変えないといけません。

私は就職をする決心はすぐつきましたが、
大学を卒業する決心は、なかなかできませんでした。
ですが、コインの表裏みたいに、就職を表にしたら、
大学生活は裏になって隠れてしまいます。
(少林サッカーのあのシーンみたいに、コインを中間で立てる方法もなくはないです)
大学を卒業する決心がつかなかった私は、就職活動を始めるのが遅くなりました。

そんなこんなで模範的ではない私の就活は4月頃から始まり、
修行僧のごとく自己分析を繰り返し、なんとかそのときの第一志望であった北海道電子機器に内定しました。
試験を受けたのは11月頃でした。
卒業をしたとき、新生活への期待と、学業への後ろめたさのような気持ちもありました。

最近、AIについて学習する中で、この気持ちに変化がありました。
何かを調べたり、考えたりする中で、学業でやり残した課題が形を変えて、
自分の前に再び現れたような気になったのです。
就職を決めたとき、何か大事な課題を解く権利を永遠に失った気分でしたが、
就職した先でもう一度、課題に取り組む機会を得ました。

というわけで、自分にとって大切な課題は、
形を変えて何度も現れるものなのかな、と思います。
(それが嬉しいかどうかは、捉え方次第です)
なので何かを始めるとき、そのために辞めることを思って悲しんだりしなくて良いのかもしれません。
就職や進学をするにあたってどちらかを辞めても、大切なモノならきっと戻ってくると思います。
安心して好きな方に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

Written by 彗

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