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ソフトウェアとハードウェア

北海道電子機器(以下、HDK)では、ソフトウェアとハードウェアの設計を行なっています。

ここで、そもそも「ソフトウェア」や「ハードウェア」とはなんでしょうか?

誤解を恐れずに言うと、自分は"目に見えるもの"がハードウェアで、
"目に見えないもの"がソフトウェアと分類しています。

身近な例として、みなさんが使っているパソコン(PC)についてみてみましょう。

デスクトップPC、ノートPCに関わらず、ケース(筐体)はハードウェアです。
キーボードやマウス、タッチパッドもハードウェアです。

技術系の人ならPCを分解したことがあるかもしれません。
分解すると、中に緑だったり、青だったり、赤だったりする基板があります。
これらも、もちろん目に見えるハードウェアです。

ディスプレイはどうでしょう?
これも表示されている内容に関わらず、実際に色を出しているのは
紛れもなくハードウェアです。

では、ソフトウェアってなんでしょう?
目に見えないものって・・・

ディスプレイにどのような内容を表示させるかを処理しているのがソフトウェアです。
キーボードのどのキーが押されたかを認識するのもソフトウェアです。
インターネットに繋ぐ処理を行っているのもソフトウェア、
ワードやエクセルなどのアプリケーションも、もちろんソフトウェアです。

最近の電化製品の中では、必ずと言っていいほどソフトウェアが動いています。
私たちが作っている装置の中でもソフトウェアが動いています。
でも、その動きは目には見えません。

PCの性能がどんどん良くなり、スマホやタブレットなどのハードウェアも高性能になり、
ソフトウェアの重要性がどんどん大きくなっています。

ソフトウェアで新しいことが何でもできるようになってきていますが、
忘れてはいけないのはハードウェアの存在です。
ハードウェアがあるからこそ、その中で動くソフトウェアが機能することができます。

洗濯物をより綺麗にするための方法があり、
その動きを制御するためのソフトウェアのアルゴリズムがあったとしても、
そのアルゴリズムで動ける洗濯機(ハードウェア)が無いと意味がありません。

では、その動きができるハードウェアがあった場合、
洗濯機にPCを載せればいくらでも高機能を実現できそうです。
しかし、それでは値段も高くなるし、PCの機能の大半は使用しません。
つまり、洗濯機を制御するには、PCはあまりにオーバースペックで余計な機能も多過ぎます。

必要な機能を実現するためだけのハードウェアと、それを制御するためだけのソフトウェア。
この絶妙なバランスにより、コスト面と性能面を満足できる製品ができあがります。

HDKではこの絶妙なバランスを実現するために、
ハードウェアとソフトウェアの両方の設計を行っているのです。

Written by K.Oda

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